聴覚障がいと聴導犬の効用
パワーポイント(サポーター会員特典 閲覧可)概略:聴覚障がいについて
2-2-1-PPtyodoken (pdfファイル、14832300バイト)
パワーポイント概略1.聴覚障がいとは? 失聴の原因
(※無断転用・転載禁止。どんどんご活用ください。その際には出典を必ず書いてください)
< 先天性聴覚障がい >
(1) 遺伝的異常(聴覚組織の異常など)
(2) 妊娠中のウイルス感染(特に風疹)
(3) 難産や未熟児出産
(4) 薬の副作用(解熱剤など)
その他、原因がわからない場合も少なくありません。
< 後天性聴覚障がい >
(1) 病気によるもの
乳幼児期の肺炎、中耳炎、高熱(おたふくかぜ、はしかなど)で、耳の器官が破壊され、聞こえなくなる場合があります。その他、耳の感染症や耳垢の塞栓など多く見られます。
(2) 薬の副作用
解熱剤など
(3) 頭部外傷
交通事故などの強い衝撃によるもの
(4) 騒音性難聴
聴覚の機能に過労現象が起こったもので、大きな音の刺激を受け続けると内耳が破壊
され、聴力が低下してしまう場合があります。(工事現場や騒音の激しい場所など)
(5) 老人性難聴
老齢になると聴力が衰え、耳の遠い状態になって会話などが聞き取りにくくなることがあります。
全国で34万人くらい → 自覚のない人、軽い障害の人、身体障害者手帳を持ってな
い人を含めると、650万人いると言われている。
(6) 突発性難聴(例:歌手の浜崎あゆみさん)
突然耳が聞こえなくなる、耳鳴りが発生する、めまいや吐き気を伴なう症状があります。原因がよくわかりませんが、ストレスが引き金の可能も大きいです。
2.聴覚障がい者の日常生活について&聴導犬ができること
(1) 耳が聞こえなくて困ることについて
(2) 起きる方法について
(3) 来客時の対応について
(4) 地域で
(5) 職場で
(6) 病院で
3.聴覚障がいの特性
(1)『 目に見えない障がい 』・・・外見からわかりにくい障がい
障がいが外見に表れない ⇒ 障がいがあることを周りに気付いてもらいにくく、
援助を受けにくい
(健聴者にとっては援助の方法がわかりにくい)
聴導犬のできること=リスク コミュニケーション
*例:天災時に、聴覚障がいを健聴者に気づかせ、自主的な手助けを導く
(注): 耳の聞こえない人「聴覚障がい者」に対して、
耳の聞こえる人のことを「健聴者」といいます。
(2)『 コミュニケーション障害・情報障害 』
意思の疎通が取りにくい
・孤立しやすく、人間関係が作りにくいという問題
情報が遅れてはいる、又は全く入らない場合がある
・緊急時、災害には生命の危険に関わる問題
聴導犬のできること
・警報機などの警報音を報せることで危険の回避。
・孤独感の軽減。
・コミュニケーションの仲介役。
・リスク コミュニケーションによる情報の伝達。
(3)障がいの程度がさまざま
(4)聴覚障がい者とは
(1) ろう(あ)者 ・・・ 音声言語獲得(3~4歳)以前に高度難聴が生じた人
(2) 難 聴 者 ・・・ 補聴器を用いて音声言語によるコミュニケーションが
なんとか可能な人
(3) 中途失聴者 ・・・ 音声言語獲得後高度難聴が生じた人
聞こえませんが、しゃべることはできます
4.聴覚障がい者とのコミュニケーション方法
(1) 口話、読話
(2) 筆談
(3) 空書
(4) 要約
(5) 身振り
(6) 手話・指文字
5.聴導犬ユーザーに対して
・聴導犬には、ユーザーの許可なく触らない。
・聴導犬ユーザーに話しかける際には、軽く合図をして、正面から話しかける
(後ろや横から呼ばれてもわからない)
・必ず、顔や表情や口元がよく見えるようにする。
・同時に複数の人が話さないようにする。
・放送などがあった場合、内容を手話や筆談などで伝える。
・会議や行事などでは、聴導犬の管理はユーザーができるので、
場所だけ手話通訳や要約筆記、目で見てわかる配慮をする。
・道路を歩く時は聞こえる人が車道側を歩く。
(後方の車の音が聞こえないので危険)