ソーシャライザー(子犬育てのボランティア)さん募集

ボランティアに関心のある方に


目次



日本聴導犬協会の候補犬はほとんどが動物保護団体などから選ばれる保護犬です。人間との不幸な出会いのために、ちょっと怖がりだったり、人への不信感をいだいている犬もいます。それらの子たちを愛情をもって、育ててくださるご家庭を募集しています。

ソーシャライザーさんの条件


  • 犬をひとりっきりにする時間が少ないご家庭
  • 室内飼いができるご家庭(子犬ですので、いたずらはします)
  • 月1回のパピークラス(長野県宮田村、または、東京、または関西方面)に、できるだけ参加できるご家庭
  • 日本聴導犬協会の育犬方針に従ってくださるご家庭
  • 人間の子供を育てるように、愛情をもって、甘やかすことなく育ててくださるご家庭

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ソーシャライザーについてのご質問

Q1:ソーシャライザーって何ですか?


A: 将来、聴導犬や介助犬となるために、人が好きで、人といるとリラックスできる候補犬の育成が必要とされています。ソーシャライザーとは、聴導犬や介助犬となる子犬たちに「人間社会のマナー」を教えていただくボランティアのことです。

Q2.どんな子犬たちですか?


A:小協会の候補犬となる子犬たちは、ほとんどが捨てられたり、人との嫌な経験をした子が多いです。その子たちの「悲しい嫌な記憶」を少しずつ癒して頂くために、基本のしつけよりも愛情を一番に与えていただきます。人がいじめた犬は、人が治すしかありません。

Q3.どんなことをするのですか?


A:日本聴導犬協会では「ファン・トレーニング(犬を喜ばせる訓練方法)」をご指導しますので、犬を飼った経験のない方でも大歓迎です。駅や商店街、お友達のお宅など、あちこちに一緒に連れて行っていただくことで、どんな状況にも対応できるような、社会性(ソーシャライジング)を身につけさせていただくのが、一番の目的です。
また、育成の委託期間(2~8ヶ月)は、協会が行う毎月1回の講習会に参加していただき、子犬の成長度をみて決めさせていただきます。

Q4:費用はどうなりますか?


A:子犬の定期的にかかる医療費、食費、おもちゃなどの必需品等については協会で負担いたしますが、月1回の講習会に参加されるための交通費はお支払いただきます。また、候補犬が起こした自宅および他人などへの損害等については、自己負担になります。育ち盛りの子犬のやんちゃを大目にみてくださる家庭が向いていると思います。
※子犬なので、家屋・家財も噛んだり、ひっかいたり破損させることもあります。それでも、注意するだけで、たたいたり、叱責したりしない忍耐強い方に限られます。

ソーシャライザーになっていただくためのプロセス


(1) 第1次審査
ソーシャライザー希望者用アンケートにご記入ください。
盲導犬の場合は、ひとつのご家庭に約1年間お預けするケースが多く、お子さんがいらっしゃるご家庭が望まれるのですが、日本聴導犬協会の場合は数ヵ所のご家庭 に移していきますので、お1人暮らしの方や、お年寄りだけのご家庭にもお願いできます。ご家族構成や家の周りなどについてお教えください。
(2) 第2次審査
ご家族面接
アンケートを拝見させていただきまして、その後ご家族全員との面接をさせていただきます。
(3) 第3次審査
ご自宅訪問
子犬は1年間で17~20歳までに成長するといわれています。短期間であっても、成長には1日、1日が重要な期間になります。ご自宅や周囲の環境を拝見して、子犬の移動先を決める際の参考にさせてください。
※審査を通られた方のみ
(4) 子犬の委託前の講習会参加
審査を通られた方のみ、育成委託前の講習会に参加し、日本聴導犬協会の子犬育成方針を学んでいただきます。当日、子犬を連れて帰っていただきます。
(5) 1ヶ月ごとのソーシャライザーの実技指導と、子犬の成長度合いのチェック毎月1回、ソーシャライザーの実技指導と、お預かりいただいている子犬の成長度のチェックを行います。その時点で、ソーシャライザー宅を換えていくこともあります。