学院の特徴と学院生のメッセージと訓練風景

※この動画は、訓練実技の卒業試験として撮影されました
Youtube(1) https://www.youtube.com/watch?v=sYsyEgPmVo4
Youtube(2) https://www.youtube.com/watch?v=9MoVNNPNqJ4

日本聴導犬・介助犬訓練士学院生からのメッセージ


未経験からの入学。思い切って決断して本当に良かったです!


日本聴導犬協会スタッフ
日本聴導犬・介助犬訓練士学院 第16期卒業生
塩谷 里子

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 日本聴導犬・介助犬訓練士学院 第16期生として1年間学び、2025年4月から訓練スタッフとして日本聴導犬協会で働かせていただいております。
私は約20年間、東京や地元静岡で映像制作の仕事をしておりました。年齢を重ねていく中で、幼い頃から大好きだった犬と関わりたい、犬と一緒に社会に貢献できる活動に携わりたい そんな気持ちが芽生えるようになりました。
そしてたどり着いたのが、日本聴導犬協会のホームページでした。聴導犬・介助犬の訓練士を養成する学院があり、年齢や経歴は不問。「定年後の第2の人生プランとしても歓迎」との記載もあり、思い切って40代半ばで学院への入学を決意しました。
訓練士学院での学習はまさに「実践型」で、先輩スタッフのご指導の下、入学直後から犬のお手入れや食事作り、歩行訓練など協会の業務に携わりました。また、ADI(世界最大の身体障害者補助犬育成団体の総会)の国際認定インストラクター資格を持つ有馬会長から直接訓練方法の指導を受けることができ、ユーザー希望者様の訓練や試験に同行させてもらうなど、貴重な経験を積ませていただきました。
手話の勉強会、講師の方を招いて理学療法・作業療法やトリミングなどを学ぶ夏季集中講義といった座学でも多くのことを学びました。
また、日本聴導犬協会の活動は補助犬の育成だけでなく、地域社会貢献活動として一般の愛犬を対象にしたしつけ教室や個人カウンセリングなども行っています。愛犬家のみなさんや協会の活動を支えてくれるボランティアのみなさんとの交流も大きな糧となりました。
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未経験からのスタートですので、うまくいかずに反省することも多くありましたが、その都度有馬会長や先輩スタッフから声をかけていただき、気持ちを切り替えることができました。そして、いつも天真爛漫な犬たちが心の支えになってくれました。特に多くの時間を共に過ごした担当犬のはじめ君は私にとって大きな存在となりました。補助犬はユーザーさんと一緒に電車やバスに乗ったり買い物にも同行するため、人間社会に慣れること(社会化)が必要になります。そのため、毎日のように寮へ一緒に帰り、社会化のために車で買い物やカフェなどにも出かけ、実家に連れていったこともありました。はじめ君が苦手なことに慣れていく姿、デモンストレーションでお仕事を披露する姿がとてもうれしく、私も頑張ろうという気持ちにさせてくれました。
訓練士学院への入学は私の人生の中で大きな転換となりましたが、思い切って決断して本当に良かったと感じています。

自分自身が「大きく変われる」場所です


日本聴導犬協会東京支部スタッフ
日本聴導犬・介助犬訓練士学院 第15期卒業生
勝俣 萌香

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 日本聴導犬・介助犬訓練士学院第15期生として卒業後、スタッフとして勤めさせていただいております。
 高校を卒業してすぐ、地元千葉を離れて長野県宮田村の日本聴導犬・介助犬訓練士学院に入学しました。慣れない場所で慣れない生活に内心不安でしたが、入学式の日、有馬副学院長の「学院での生活は大変。だけど大変という字は大きく変わると書きます。自分が大きく変われる機会と思って頑張って」というお言葉で頑張ろうと思えたことを今でもよく覚えています。
 学院では、主に実践で訓練やケアを学び、夏季集中講義(座学、実践あり)での専門的な知識の学習、随時国際認定インストラクター資格を持つ有馬副学院長の講義を受けます。1年間という短い期間で様々なことを学びますが、実践、わからないことは有馬副学院長を始め訓練部長のMAYUMI様、先輩スタッフが細かく教えてくれるので、どんどんできることが増えていきます。
 入学後、最初の試験となるのが歩行訓練です。歩行訓練の指導を先輩スタッフから受けながら、毎日実践で練習します。歩行訓練を無事に合格すると、私は寮に住んでいましたので、寮に協会犬を連れて帰れるようになりました。その時、担当犬として選んでいただいたのが初代担当犬、ひさちゃんでした。ひさちゃんは保護団体出身で自分に自信がなく、初めて会う人や背の高い男性が苦手な子でしたが、学院生の私と共に、バスや電車乗車訓練やスーパーでの買い物訓練。そして、飲食店への同伴訓練など、貴重な経験を積んできました。ひさちゃんの育成から聴導犬認定試験まで、補助犬育成の難しさや喜びを教えてくれ、私にとってとても大事な子になりました。初代担当犬ひさちゃんを始め、協会犬の子たちからは、訓練やケア、介護に至るまで補助犬訓練士として、犬と関わる上で大事なことをたくさん教えてもらい、支えてもらいました。
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2025年6月からは、家庭の事情で東京支部への出向とさせていただき、主に関東方面のイベントや講演会、ユーザー希望者様の訓練などを担当させていただきました。柔軟な働き方のご提案に、感謝の気持ちでいっぱいです。
 有馬会長、MAYUMI様、協会スタッフの皆様、聴導犬・介助犬のユーザー、ボランティア、ソーシャライザー、新・家族の皆様との出会いや優しさ、温かさに触れられたことは一生の宝物です。学院は1年間という短い期間ですが、たくさんの事を学び、自分自身が「大きく変われる」そんな場所だと思います。
 ご興味のある方はぜひご連絡いただければと思います。

補助犬育成の責任とやりがい


日本聴導犬協会スタッフ 訓練チーフ
日本聴導犬・介助犬訓練士学院 第14期卒業生
和田 龍太朗

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私は日本聴導犬協会附属 日本聴導犬・介助犬訓練士学院第14期生として卒業後、スタッフとして勤務しております。高校卒業後すぐに学院へ入学したため、当初は社会経験も少なく、訓練士としての責任を果たせるのか不安を感じることもありました。
 在学中から現在に至るまで、多くの失敗や課題に直面してまいりましたが、その都度、有馬会長、先輩スタッフのご指導や周囲の支えを受けながら一つひとつ経験を重ねてきました。座学による知識や、現場での実践とデモンストレーションの機会を通じて、訓練技術だけでなく、利用者様や関係者の皆様への配慮や伝え方の大切さを学んでおります。
 現在は、他のスタッフとともに、聴導犬および介助犬の育成に携わっています。犬にもそれぞれ個性があり、気質や習得の速度、得意・不得意は異なります。また、ユーザー様も生活環境やご希望が一人ひとり違います。そのため、学院で学んだ基礎を大切にしながら、犬とユーザー様双方にとって最適な関係性を築けるよう、丁寧な訓練を心がけています。
 各地の学校でのデモンストレーションでは、子どもたちが真剣に話を聞き、理解を深めていく様子を目の当たりにしました。聴導犬・介助犬の役割を正しく伝えることも、私たちの重要な使命であると実感しております。
 訓練において最も大切なのは、候補犬に成功体験を積ませることです。その積み重ねが候補犬の自信となり、将来ユーザー様を支える力につながると考えています。
 本事業は、多くのボランティアの皆様、ご支援者の皆様のご協力によって支えられています。日々の活動の中で、温かいお言葉をいただくたびに、責任の重さと同時に大きなやりがいを感じております。
 日本聴導犬協会研修も、手話研修は定例で行われています。加えて、岩崎洋先生(元国立障害者リハビリテーションセンター病院リハビリテーション部副理学療法士長)による、理学療法講座も開講されます。
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 今後も初心を忘れず、一日一日の積み重ねを大切にしながら、犬と人とのより良い共生を実現できる訓練士を目指して精進してまいります。引き続きご指導ご鞭撻のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。

学院の日々から学べる「障がい支援」と「保護犬の能力活用」


日本聴導犬協会スタッフ
日本聴導犬・介助犬訓練士学院 第1期卒業生
佐橋 菜月

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第1期生として日本聴導犬協会附属「日本聴導犬・介助犬訓練士学院」を卒業しスタッフとして勤めさせていただきました。早くも7期生さんが学院で学んでおられます。補助犬訓練士の養成学院というと、日々どのような事を学んでいくか、どんな生活をしていくのか想像がつきにくいかと思います。
日本聴導犬・介助犬訓練士学院では、有馬副学院長や矢澤訓練主任から候補犬達の訓練やケアを学ぶだけでなく、スタッフの村澤さんからは手話が学べます。訓練士と聞くと、犬の訓練のみと思われがちですが、私共が育成をさせていただいておりますのは、補助犬となります。ですので、訓練士は訓練だけでなく、担当した補助犬と生活を共にしていただく障がいのある方々への配慮や生活の様子を理解し、想像していかなければなりません。そのため、障がい者福祉・聴覚障がい・肢体障がいへの理解。もちろん獣医学や犬の行動学、そして補助犬に関する法律等も学びます。
日々の中では、候補犬達と常に一緒に行動を共にし、候補犬たちからいろいろな事を吸収することができます。そして、座学での講義では、全てパソコンでの筆記となります。私も協会に入るまでは、ほとんどパソコンを触ることもなく、タイピングも遅く、レポート作成も大変でした。ですが、この経験が後にユーザーさんと一緒に行動をさせていただいたり、イベントでの際の要約筆記へとつながる大事な経験へとかわっていきます。
また、学院生活では慣れない経験の連続でつまずいたり、悩んだりすることも多くあると思います。ですが、協会スタッフ、ユーザーさん、協会犬、そして協会の活動にご理解を頂き、応援をしてくださるボランティアさん、ご支援者の方々に励まされ、意欲もわいてくると思います。そんな積み重ねを1年共に過ごし、乗り越えていく学院生同士は、きっと心強い同期となっていくことと思います。学校とは違い、同じ学生でも経歴も年齢も生活をしてきた場所さえも異なりますが、その事がより刺激となり楽しい学院生活を送ることができると私は感じております。
卒業後はスタッフとして5年半、協会で働かせていただきました。残念ですが、一身上の都合によりこの度、退職をさせていただくこととなりましたが、今も、各地での講演会やユーザー訓練などのお手伝いをさせていただいております。
まだまだ未熟で至らないことばかりでしたが、学院生活、協会での仕事の中で、スタッフとの関わり以外にもユーザーさん、ボランティアさん、ご支援者の方々と接する機会を頂き、言葉にはならない程の力を頂き、支えていただき感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。また、入学当初から一人でも多くの方に笑顔になっていただけるようにと頑張ってまいりました。ユーザーさんと聴導犬のペア、新・家族となった協会犬達とそのご家族の笑顔を見る事が出来ると、とても幸せな気持ちになります。
他では体験できない事が、日本聴導犬協会で出来ました。日本聴導犬・介助犬訓練士学院自体は1年という短い時間ですが、濃い時間となり、学院で学ぶことによって訓練だけでなく、視野が広がり挑戦したい事が増えるかもしれません。
まずは、第1歩という事で、補助犬訓練士にご興味がございましたら、お気軽にお問い合わせ下さいませ。日本聴導犬・介助犬訓練士学院と社会人の先輩としてお待ちしています。

学院第4期生卒業後、スタッフに。失敗も成長の糧にしていきます


日本聴導犬協会スタッフ
日本聴導犬・介助犬訓練士学院 第4期卒業生
奥嶋千夏

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2012年2月に(福)日本聴導犬協会附属 日本聴導犬・介助犬訓練士学院第4期生を卒業し、スタッフとして働いて早くも3年が経ちます。私は高校を卒業してすぐに学院に入学致しましたので、社会経験は全くありませんでした。その為、スタッフとしてきちんとできるのか不安でした。
案の定、たくさんの失敗をしました。落ち込むこともありましたが“私もたくさん失敗してきたんだから”と有馬副学院長のお言葉をいただき、また頑張ろうと切り替えることができました。スタッフになり、矢澤訓練主任や佐橋先輩の指導で徐々にデモンストレーションをさせていただけるようになりました。当然、学院生の頃とは違い、みなさまにご理解いただき楽しんでいただく工夫、犬の扱い方などを学ばせていただいております。
先日は小学校のデモへ同行させていただき、介助犬訓練中のでんちゃんと少しではありましたが、デモンストレーションを成功することができ大変嬉しく感じました。
犬の訓練で一番大切なことは、犬たちに“成功体験を積ませる”ことです。今回の小学校のデモはスタッフの方が訓練犬でんちゃんだけではなく、私にも「成功体験」を積ませてくださったのだと思いました。
また、聴導犬と介助犬訓練も任せていただけるようになりました。犬にも個性があり、気質や習得のスピード、得意・不得意などを理解し、犬が100頭いれば100通り、ユーザー100人なら100通りと、無限に訓練方法を考えなければなりません。
学院生の頃に勉強した訓練方法を基本に、各々の子にフィットした訓練を目指しております。
私がやりがいを感じる時はボランティアさんやご支援者の方にお会いした際に“頑張っているね”などとお声をかけていただけた時。そして、ユーザーさんの笑顔を見た時です。聴導犬と一緒にいるユーザーさんの笑顔は今でも鮮明に思い出せるくらい心に残っております。このような体験を今の学院生さんや、今後入られる学院生さんにも体験していただけたらと思います。
未熟者でたくさんの失敗をしておりますが、自分の成長の糧として生かしてゆけるように、1日1日を丁寧に大切に過ごしてゆきたいと思っております。
 今後もご指導のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。