聴導犬ナナと花子さんの物語3

タイトルなし
お父さんとお母さんは、
わたしの耳が不自由でも、
ちゃんと話ができるようにと、
毎日、毎日、言葉の勉強をさせました。

お母さんは、わたしが泣いても、
何回も何回も、わたしの言葉を
いっしょうけんめい直しました。

でも、お母さんの声も聞こえないので、
言葉を話すのはとてもむずかしいことなのです。

学校は、耳の不自由なこどもたちが通う
「ろう学校」に行くことになりました。




アメリカには耳の不自由な学生だけの有名な大学があったり、障害をもつ方たちへのお手伝いが進んでいます。その学校では先生も、事務の人もみんな手話ができます。すごいでしょ?

耳の不自由な子が行く学校ってあるの?
ろう学校の数は、全国に107校あります。このほか、目の見えない方たちが通う「盲学校」や、さまざまな障害をもつ児童が勉強する「養護学校」もあります。
みんなはあまり出会うことがないかもしれないけど、世界には障害を持たれている方がいっぱいいるんだよ。